赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>ダリア
しゃーべっと……に、例えられたんは、初めてやわァ。あんな風に甘ければええんやけど(予想外の例えに瞳を丸くするものの、すぐに嬉しそうに、それ以上に面白そうにくすくすと笑い声を漏らし。図書館に行きたがるのが珍しいとの言葉がまた予想外の言葉だったので首を傾げ「やって、不思議な場所やん?此処にずっとおるかもしれんのやったら…色々知りたいと思うのは自然とちゃう?」この場所に来てからずっと思っていたことだった。誰かに聞けば色々なことがわかるのかもしれないが、自分は自分で調べて色々なことを知りたいと思う。扉が開き招かれた先にある数え切れないほどの本棚の多さに無意識に瞳がキラキラと輝く。きっと知りたいことも、知らなくてもいいことも沢山知ることができるだろう。ワクワクとした気持ちが胸いっぱいに広がるのを感じ輝き見開いていた瞳を細め色々な本を読める嬉しさを噛み締めるようにきゅっと唇を結んで。漸く彼に続いて図書館に足を踏み入れたところで挨拶を交わした眠鼠を思い出すと「帽子屋さんのところに行ったとき、お世話になりますって挨拶したくらいやけど…元気そうやったと思うよ。もっと話したいなァ、思うとるんやけど……どんな性格なん?」帽子屋と共に過ごすことが多いために同じ屋根の下で暮らしているのにも関わらず、残り二人の住人と顔を合わせる回数が少ない。それでも、これから共に過していくのだから仲良くなりたいと思うのは本心なので、仲良くなる為に少しでも眠鼠のことを知っておこうと思いつけば不思議そうに首を傾げて。目を細める姿に気付けば、くすくすと笑いを漏らすと「ダリアさんは、まだ何の準備もしておらんの?私はお菓子を用意したから、ちゃんと受け取りに来てな?」前屈みになり下から顔を覗き込む体勢になると僅かに目を細め悪戯っ子のような笑みを深めて)
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