赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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へえ、薔薇が喋るなら聞こうと思ってたこと結構あったんだけどなあ。残念!( 何処かから聞こえてきた声に返答を返しつつ、一通り薔薇を観察し終えたら満足したように立ち上がり其方を振り向く。「こんにちは!ってことは昼なんだ。さっきのところは夜だったのに、不思議。場所が変わったからかな?まあいいや。特別ってことは魔法?それとも品種改良?品種改良ってメルヘンさのかけらもなくて、童話には全く合わないよね!もしそうだったら笑っちゃう!」次々に浮かび上がる問いに答えは求めていないよう。さらさらと言葉を吐き出しながら、じいと相手のことを上から下まで観察し。そのまま夢じゃないと主張する夢のような格好をした青年の言う通りにしてみて、目をぱちくり。つんとした痛みは明確にここが現実だと告げていて、にんまりと口角を上げる。「あはは!痛いってことは間違いなく現実だ!」迫りくる締め切りから逃れられたことと新しく刺激的な日々が送れそうな事実に喜色満面の笑みを浮かべて、彼の話にも上機嫌で相槌を打つ。「その確認の仕方、イイネ!だって、頬を抓るなんてありふれすぎてる。薔薇に刺される方がよっぽどレアケースだ、俺も今度からはそうしよっと!あ、というか俺喋りすぎた?うるさいの嫌いなら、ゴメンネ!」薔薇をつんつんと突きながら、とことこと彼の近くへと歩みを進め )
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