赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>秋田
僕のこれは遊園地で見つけました(届いた手紙の内容を理解した彼がこのイベントに対して興味を持ったことに気が付くと開いたタマゴケースを再度閉じてからポケットにしまい、中に入っていたチョコレートを彼の手に握らせると「出会った記念にプレゼントです」とウインクを一つ。さらりと渡したそれは目的の物ではなかったようで、「僕はライオンへのオーダー権利券が欲しいんです」変わらずに笑みを浮かべたままこのイベントの内に狙っている物を世間話のように付け加え。そわそわとしながら尋ねられた内容こそ待っていましたと言わんばかりの発言で、反射的に笑みに自然と細めていた瞳をパチリと大きく開くと「勿論、本当はアリスのためのイースターですから」と返事を一つ。すぐに重ねるように「アリス!早速探しに行きませんか。アリスが行きたい場所へ僕が責任をもって案内します」周囲を見渡すようにぐるりと一瞥、そこではたと思い出したように「名乗り遅れました。僕はトゥイードルダム、”ダム”と呼んでください」親しみやすい空気感はそのままに、青年と少年の丁度間だろう幼さと成熟さの両方が浮かぶ彼を見つめる。数秒ほど視線を向ければ誘いをより強めるためか、すっと片手を差し出して)
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