赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>アガメムノン
(カシュ、と瑞々しい林檎を楽しむ音を共に口内に甘酸っぱく空腹を満たしていく。言葉が詰まったことに気が付くと連想するように自分が彼を知らないように彼も自分のことを知らないのだと気づく。「俺はムカデ、悪魔とは顔見知りだけど特別仲良くはないかな」ゆっくりとマイペースに、先ずは自分と言う存在を説くようにぽつりぽつりと言葉を落とし始めて。話し上手とは離れているからか断片的な語り口になってしまいながら「スギライト。……みたいな色、良い色だね」唐突に述べたのは艶ある彼の髪色を見て何よりも先に浮かんだのは宝石の名、深みがあり癒しを与えるその宝石と同様の色味を持った彼に言葉足らずを補うよう自らの髪をつまむように触れながら続け。名乗り方がわからない彼に黙りながら頭をゆるやかに傾けると「名前、言いたくなかったら言わなくていいよ」想定するのは彼が未だ自分の名前に固執していてアリスと自称することが出来ないという考えで。よもやそこに悪魔の存在が噛んでいるとは思わずにゆるりと頭を左右に振り)
トピック検索 |