赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>帽子屋、三月兎
どうも三月兎さん、約束するよ。
(洗礼とも言うべきなのか、挨拶と共に投げられた棘のある言葉にぱちりと目を瞬かせれば、口元に笑みを形取り。歳の近しい帽子屋との会話は言葉にしない所までもを汲んでくれて淀みなく流れる気持ちの良いものだが、一癖二癖ある生徒達に囲まれる生活を送っていた為か、つんけんとした言動を見ると苛立ちや悲観よりも先に微笑ましさが来てしまうのだ。故に帽子屋からの謝辞も気にせえへんよと首を振りつつ、先程紅茶を淹れてくれたばかりの彼がこの間に夢の中に旅立ってしまったと分かれば、「ふは、ほんまに寝てはるんや」えらい似とるもんやなぁと続けそうになった言葉を飲み込みつつ、自身の知っている物語と随分似通った眠りネズミに思わず破顔して。寝てしまった彼を置いて乾杯の声が二つ上がるのを聞いては、自身もそれに倣って少々中身の少なくなったカップを持ち上げ音頭に参加しよう。次いでさらりと紅茶の感想を、今日の天気を、会話に上げるような軽さで告げられた彼女の言葉に暫し戸惑い、もしもこの世界に来なければ永遠と経験の無かったであろう申し出に「…ええ、俺で良ければ何時でも声掛けたってや。その、せやけどそこの三月兎さんの方が余程適任やと思うんやけど、俺なんかでええの?」と快諾はするも、人選を間違えてはいないかと苦笑を見せて。スタイルが良いというより痩せぎすというだけだろうに。「勿論、君の作る服には興味はあんねんけどな?」自分には荷が重いからと言ってそれを言い訳に断っている訳ではないと伝える為にそう続けつつ、また一口紅茶を啜って)
(/申し訳ありません、鷹山の方が記入ミスになります。正しくはプロフィールの鷹島ですので、其方で登録して頂ければと思います!お手数お掛けしてすみません。)
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