赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>悪魔
――、何か気に障る事でも?
( 余裕綽々の態度、この世の全てを意のままに操り組み敷いてきたと言われても疑う余地のない、そんな魔性の魅力を持つ悪魔が見せた反応に対して、訝しげに一歩距離を詰める。しまった、先程のは悪魔に対する失言か、なんて邪推を巡らせている間に、底が知れない仮面の様な笑みが返り咲いた。それが良い事なのか悪い事なのか、判断しあぐねていれば聞き慣れない単語に息を詰まらせ「 …、君は霧の様な悪魔だ。言葉も笑みも、何が本当か分からない 」抱いた困惑を包み隠さず直球で伝えた後、彼の二、三歩後ろに続いて。しかし、何分誰かの家に居候した経験など皆無ゆえ、借りてきた猫よろしく忙しなく周囲を見回し「 どこを使えば良いか分からん、君が決めてくれ。成るべく君の部屋の近くが良い、何かあればすぐに駆け付けられるだろう 」素直に白旗を振り、聞く者によっては違う体にも取れる要求を添えて )
(/先程は、お忙しいところ態々ご連絡いただき有難うございました。どうかご無理はなさらぬよう、主様の楽しいと思えるペースでお相手頂ければ幸せでございます。おかえりなさいませ。)
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