赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>アガメムノン
(もしも見つけた住人が自分以外だったなら、きっといそいそと世話を焼いてこの国についてを丁寧に一から十と教えてくれたのだろう。しかし、見つけたのは悪魔だったと言うのが言うところでの運の尽きか。まるで慈愛を持つように柔らかく優しく、幼子をあやすような微笑みを浮かべつつ彼の頬へ口づけを落とし「その通り。アリスは賢いね」と囁いて。行き先を問われれば今度は逆に己が足を止め、息をする間に木々が動いては道を惑わせる森の中を探るべく暫し周囲を見渡して「僕から離れないで、僕の――僕たちの家に案内するから」普段カジノでアリスを見つける事はあってもプライベートの場である自宅に招くことは少ないのか、だからこそ途中で言い直しを行いながら何処へと言う明確な返答はせずに言葉の代わりに歩みを再開して)
>アダム
あぁ、駄目だよ。動かないで――そう、良い子だね。君たちが誰よりも可愛い。(アリスの迷い込みに気づくことなくスケッチブックを広げては一本の赤い色鉛筆を走らせる。ザッザを迷いの見えない手つきで走らせればその途中に大人しくすることに限界が来た薔薇が動きを見せた、それをぴしりと留めるように注意をすればしゅんと見て取れる落ち込みを見せた薔薇が最後には喜ぶように張りのある花弁に戻るその様子を描き止めて。___そして気づく、澄んだ薔薇の匂いに混じる煙草の匂い。くん、と鼻先を動かして元を探せば「薔薇が苦しんでるのにも気づかないの?これだから野蛮なアリスは困るんだ」すん、と澄ますような顔つきで見つけた彼へと言葉を送る。甲高い女性の様な声でそうだそうだと囃し立てる薔薇を宥めればスケッチブックを閉じて)
(/またこうしてお話しできることとても嬉しく思います!それでは早速三月兎にてお迎えに上がらせていただきます…!絡み辛いなど有りましたらどうぞ遠慮なくお伝えくださいませ!それではお時間が許しますまでどうぞ宜しくお願い致します!)
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