赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>アダム
(己の発言を受けても尚気にしない、彼の強さを気に入っている。一つ向ければ三つで戻る、だから今度は五つで向けるのに今度は十になって戻る、そんな遠慮の要らない言葉のやり取りが気楽であり好きなのだ。であればこそ、退屈しのぎと言う光栄な役に腹を立てる道理は無いようで″ふ、″と小さく息を漏らすように微笑みを。小洒落たパッケージを開くあまりにも豪快なその動作は、見ていていっそのこと清々しい程である。まるで古くを知る親友か、はたまた血肉を分け合った家族とでも言うような彼の親しみやすさだとか距離感の詰め方に気を良くすれば「僕の紅茶の良さが君に理解出来れば良いけれど」と覗き込む彼の顔を見つめ返し、眉横のピアスを親指の腹でつうとなぞりつつ弄れた承諾を。そうと決まれば階段を降りる、一年中を楽しめるお茶会の場へと足を運んで)
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