赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>コノエ
(己にとっては珍しさの欠片もない余りにも見慣れた当たり前の場所である塔を前にして綴られる物珍しいと言った発言にくすくすと軽さを含んだ笑い声を落としてから「城に比べたら大きくないよ」と謙遜ともまた違う訂正を行って、添えられた言葉より彼の性分が本当に気づかいのできる優しい物だと言う事を感じつつ「おかげさまで、」と幾分か楽になったことを先に返してから家へと続く扉をキイと小さな音を共に開き。中には時折流れる星が見える星空が広がっており、踏み入れる一歩目からぐるぐると円を描くような螺旋階段が待っており、彼を案内するためか先に足を進ませると「空いてる部屋もあるんだけどあんまり期待しないほうが良いかも。此処でアリスが暮らすのなんてめったに無いから用意がされてないんだ」悪いと思っていないようなふわりふわりとした喋り方で階段を上りつつ説明を、一階分上がれば一つ目の扉、そこを開いて「もう一階上がったところがライオンの部屋、それより上は空き部屋だから好きなところを使っていいよ。そして此処が僕の部屋」扉を開くと中には成人男性の部屋とは思えないようなパステルカラーで統一された子供部屋のような部屋が広がって)
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