赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>三月兎
なるほど__。んふふ、アナタって芸術家さんなのね。
( ツリーの天辺は星。という誰もが思い付く在り来りで一般的な提案を間髪入れずに却下されれば、長い睫毛をバサリと揺らし瞬きを一つ。続けてこれは面白い人を見付けたとばかりに含んだ笑みを零せば星の代わりに赤いリボンが結ばれたツリーの全身を見る為に一歩、二歩、と距離をとり。「何だか大人なツリーね。星よりも輝きは少ないけれど、綺麗な赤。お庭に咲いてる薔薇も嫉妬しちゃうわねぇ」鮮やかな緑のツリーの上から垂れるように結ばれた深い赤のリボンは、星とは違う確かな主張をしている。再び相手に近付く事で手渡されたリンゴの飾りを受け取っては、何を思ったのかグロスに濡れた唇をにんまり持ち上げ。「ツリーだけに飾るなんて、それこそつまらないわよね?」意味深な言葉を呟いたかと思えば彼の頭の天辺で可愛らしく主張する兎耳の片方に括りつけようとして )
トピック検索 |