赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>アベル
――少しだけ、かなあ。ほっとくと前が見えないくらい大きく育っちゃうからたまに千切るんだ(問いかけられた言葉に”んー”とのんきな間延びした声を先に落としてからトントンと自らの花の部分を指さして困ったと悩み事を相談するかのような声色で答え。純粋な気持ちで綺麗だと思った赤が、彼にとっては好ましいものではないと言う事だけは伝わった。それが何を意味しているのか、詳細までは分からずとも今はまだ追及するべきではないと踏みとどまり言葉を抑えて。同時に喉仏を上下に揺らして唾をごくりと飲み込めば「此処での生活が落ち着いて時間を持て余したら手伝いに来てよ。俺は手伝いなんだけど、図書館の管理を任されてる芋虫も良いやつだからさ」瞳を輝かせればちゃっかりと誘いかけつつ到着した扉を開き「改めて、ようこそアリス。不思議の国を代表して歓迎するね」扉を支えれば広がる場内へと彼を誘導し)
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