アリスは憂鬱な夢を視る　/　半無登録、指名制　/　NBL　/

＞帽子屋

じゃあ、これは私が洗って返す。いい？（弾けるような笑い声は、落ち着きを取り戻した心に更に高揚感を与えてくれる。相手の腰に当てていた手の片方を、ハンカチを頬へ当ててくれていた手に重ねて尋ねると、そのまま指を絡ませるように緩く握り。「アリス……！！！ありす、ありす、ありす。またその名前だ……！」続けて発せられたその名前は、さっき病院で聞いた幻聴と同じもので。もしかしてこれもまだ幻の中なんじゃないか。そう思うと再びパニックを起こしそうになって声を上げ、思わず握っていた手に力をこめる。けれど、相手の穏やかな声と丁寧な説明、そしてトドメに素晴らしく魅力的な提案をされれば、寄せていた眉根の力をふっと抜いて。「……帽子屋のおうちに行けるの？……行く。行きたい！」この場所へ来て初めて出会ったこんなに優しくて美しい人が、自分の家へ招いてくれるという。暗い場所にぽつんと置かれたような心細さは、一気に明るく楽しい気持ちへと変わっていた。口角を上げて目を細め笑みを作ると、もう片方の手も相手のそれに重ねて、喜びを顕にするようにぴょんぴょんと飛び跳ねて頷き）


（/そろそろ睡魔に瞼を潰されそうなので、本日はこれでお暇しようと思います…！ほんの短い交流ではありましたが、とても楽しかったです！またタイミングが合った時にはお相手して頂けると嬉しいです。寒い日が続きますので、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。それでは、おやすみなさいませ）