アリスは憂鬱な夢を視る　/　半無登録、指名制　/　NBL　/

＞ミラ

―――。(猫であることを濃く示すようにしなやかな動きで庭園を進む。時に骨の浮かぶ貧相な身体には似合わないふさふさとボリュームのある尻尾を揺らしては何が楽しいのか、いつだって笑顔に見える口角をより一層と持ち上げて。―――にゃあご、一鳴き。それは獲物を見つけたとでも言うべきか、ごろごろと喉を鳴らしながら眼を細め「アリス。薔薇と何してるの」その後は隣に並ぶようにするりと滑り込み彼の視線の先へ合わせるように自らの視界にも薔薇を映して)


＞レオナルド

……。＿＿＿やぁ、(配達の一区切りがついた所、暗くなってしまっては鳥目故に日中と比較しては使えなくなってしまうと後半は巻きで終らせた。程よい徒労感を体に残しながら歩いていれば正面より見つけたのは馴染みのある姿、流石にもう出会い頭から怯える事は無い様で人当たりの良い笑みを浮かべると挨拶を。そんな笑みがピと強張り固まったのは風に乗って鼻へ届いた鉄の匂い、仄かに感じるその香りが彼の怪我を示していたからか。心配から眉間に皴を寄せると「怪我。……」大丈夫？痛くない？何かあったのか？と浮かぶ疑問は幾つも有ったが、彼の様子から危機感が感じ取れなければその疑問は杞憂だろうと優秀ゆえに察しがつく。とは言え、ビビリ且つ心配性の価値観は変わる事無く胸に残したまま「そっちに進むと遊園地からは離れてしまうよ」彼の足先は公爵夫人の元ではない。人を迷わす森だからか、木々に翻弄されているのだろうか。顎を少しだけ引けば正すように遊園地の方角を指差して「今日は仕事を終えたから、――付き添っても良いかな」心配だから連れて行くと言えば彼はきっと断るだろう。かと言って、道中に何かが有ってはと彼を放置することは出来ない訳で丁度良い真実のそれを元に誘い掛けると「久しぶりに会えただろ。だから、話がしたい」口許には笑みを浮かべ募る心配を隠しながら虚勢を表に張り付けて)

(/お久しぶりで御座います…！またお話が出来てとても嬉しいです！回収も有難う御座いました。それではオウムにて交流に向かわせて頂きます…！もし絡み辛ければご遠慮なくお伝えくださいませ！)