赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>公爵夫人
( 御出迎えは無かったが入る許可は得た。キィ、と鈍い音を鳴らしつつ扉を開ければそこに居たのはニヒルな笑みを浮かべた相手。紡ぐ言葉から察するに彼こそが“公爵夫人”だろう。「お邪魔します」と礼儀正しい挨拶を先ず、それからはさて困った。何時だったか看守の仕事を手伝った時に貰ったお金はちゃんとあの日のままあるがこれの使い道は別にあるのだ。「__男前のジャックから公爵夫人に占ってもらえって。帽子屋さんと私の事。…高い?」此処を紹介したのが誰であるか、聞かれてはいないが一応伝える。それから後ろ手で扉を閉めてその身をまるっと館へ。お金の入った巾着袋が収まっているポケットに片手を添えて一先ずとれくらいのお金がかかるのかの確認をして )
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