赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>ジーノ
―――に゛、ァあ。(うつらうつら、浅い睡眠のように瞼を落としてご機嫌な時間を過ごしていれば完璧に油断をしていたようで。気の抜けていた体も、集中力の途切れていた意識も、短く聞こえたその声により悪事がばれたとでも言う様に反射的に目を大きく見開くと身構える様子で驚きの声をあげて。振り返り、そうして見つけた彼の姿に数度繰り返しの瞬きを行うとホっと胸を撫で下ろし「なァんだ、アリスだ」と安堵の声を続かせて)
>キキ
………、うーっす。(気配を消されていれば声が掛かるその時まで気づくことが無く、暢気な欠伸を大口を開きながら落としていた。そして登場した彼女を確認するように一度顎を引いてその姿を瞳に映してから気さくな雰囲気で笑みを浮かべ、城内で見かけるその姿に気楽な挨拶を。「此処に居たら誰かしらに会えるっつー話をアリスに聞いたんだ。――強ち間違いじゃないな、アンタに会えた」伸びる彼女の頭をワシャワシャっと撫でてからははっと笑い声を落とし)
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