赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>公爵夫人
( “彩が違う”相手への第一印象はこれ。今まで出会ってきた数人の大小はあれど紳士的なそれとはまた違う何か。やたらに大きく感じられる扇子が閉じられてその切先が己へと向けられれば自然と視線はそこに集中され。されどそれも数秒の事。またすぐに目線を合わせれば予期せぬ見返りを求める問に喉の奥でクツクツと低く笑い。「違いねェ」先ずは紡がれた世の厳しさへの肯定を。続いて考える間を少し置いてから「__生憎だがこの国に来たばかりでな、持ち合わせの金もねェんだ。煙草ならあるが…お前は何が欲しい」やれやれと態とらしく肩を竦め片手でスーツの上からポケットを軽く叩き。目線は外さない。真っ直ぐ、ただ真っ直ぐ射抜くように見やりつつ問いに問いを返して )
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