赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>赤の女王
__ふへへ、じょおーさま甘えんぼさんらねぇ。れもそっちのほーがメアリ好き!つぼみよりもねぇ、ぱって咲いたお花のほーがかぁいいもん!
(ふと思い返せば一体自分はどうしてこんなにムキになってしまったのだろうか、自分でも些かびっくりしてしまう程に衝動的だった行動を相手がどう受け取るか気になってしまい、そろりと相手の頬を押さえ付けてしまった両手を下ろせば程なくして頬に一瞬触れる柔らかな感触に目を丸くし。それが彼女の唇だったと認識するより早く花のようなドレスに身を埋めるようになりつつも暖かな抱擁を受け止めれば少女の様な微笑みと共に言葉を続ける相手に満足げな表情を浮かべて。甘えん坊などと彼女を揶揄うくせにその腕に抱かれるのが心地よかったのか、擦り寄る様に身を寄せながらぎゅうっと強めの抱擁で応えれば、初めて見た相手を"花の妖精のよう"と感じた故か先の彼女と今の彼女を花の開花に例えた言葉で称し。つぼみの奥ゆかしい美しさよりも満開に輝く花の愛らしさの方が今の自分には好ましく「メアリお土産見つけうの得意らからねぇ、じょおーさまが寂しくらいよーにいっぱいお部屋に飾ったげう!」任せろとばかりに胸を張りながら彼女の願いに応える意志と自信を高らかに語り。それからふと思いついたようにのそのそと相手から少しだけ体を離すと自分の三つ編みを掴みながら暫し悩むように指を彷徨わせ、髪に止められた幾つものリボンから薄ピンクのものをひとつそっと髪を崩さないように抜き取れば相手の手首に結び付け「…んっとれぇ、ブレスレットの代わりになれらいかもらけろ、メアリのかぁいい分けてあげう。かぁいいし、メアリのこと思いらしたら寂しーのも減るかもらから!」代わりと言うには些か釣り合わないものだが、今のところ自分が出来る精一杯の考えを捻り出し伝えれば相手の反応を窺う様にそろりと其方を見て。)
( / ありがとうございます!それでは本日もどうぞよろしくお願い致します!)
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