赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>レオナルド
っかー、男前なんはその顔だけにしたって下さい。中身までイイ男っちゅうんは反則ですて(彼の弱みを掴むことも、誘導して自らにとって都合の良い方面に運ぶことも出来ないと知ると深追いすることは無く、続く彼の発言にも豪快に"なっはっは"と肩を揺らしながら楽し気に笑いつつ返事を続け。備え付けのクローゼットから黒色のシャツを取り出せばそれを彼へと渡し、自らはベッド脇に椅子を置いて足を広げる様に楽な体制で腰かけて。___怪我をし、時間を戻しに来たのではなく。尋ねたいのは結局は使い物に為らない出来損ないについて。ほんの一瞬だけ、すうと笑みが消えて目を瞑る。直ぐに表情を元通りにすると「やんや、そないな恐ろしい。こーんな平和な国で戦争なんて有り得ませんて。喧嘩の一つだって中々無ぇっちゃろ?軍事戦争って、お兄さんはオモロイわぁ」怯え震える様に、腹を抱えてケラケラと笑い飛ばす、一つ一つの動作は大袈裟な物で「その言いっぷりなら成功作と失敗作の二つに会うたんねぇ。言うてもどっちも失敗品やったんです。女王サマは最近ちこーっと元気やけど、一時期ホンに危なくて二進も三進もあらへんくて。オイちゃんらみーんな焦ったんですわ、せやかて女王サマおらんくなったらオイちゃんらみーんな消えなあかんから」感情の読めない目、下手な嘘を言った所で問い詰められるだけか。そう踏めば先手を打つように"あの子たち"について世間話のように言葉を並べ。「――結局は、人っ子一人作るっちゅーんはむつかしかったっちコトです」片手を下ろし、ヒラヒラと揺らせば肩を竦ませて。今尚自我を持つ彼等に対して然したる愛情なんてこれっぽちも感じさせないそんな感想で閉じて)
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