赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>メアリ
――(余りの事に面を食らってぽかんとする。頬に受けた手は、華奢なのに何処か力強くて呼び覚まされる様に目が大きく開き唇が薄っすらと開かれた。ある程度の年齢を重ねていればこそ、簡単なことほど困難な訳で、自らにとって、女王候補とは何ら関係ない自分の我儘が、彼女にとっては中途半端なお願いになっていることにも、今となっては自分を気遣うばかりで全力な触れ合いなんて久しぶりだと言う喜びに近い事実にも、何に驚いているのか混乱してしまう程、暖かさを帯びたびっくりをしてしまう。最初こそ時間が止まったようにその衝撃を理解しようとしていたが、何処か怒ったように全身全霊で伝えられた彼女の意思は失礼かもしれないがとても嬉しかった。だからこそ彼女の背へ腕を回せばそっと抱き寄せて、「ありがとう。」囁くように、吐息と共に伝えたのは心からの想いで。ふっくらとした彼女の柔らかい頬へそっと口付けを行えば、彼女から貰った心が緩むような安らかさに浸りつつ自然と瞳は細められて「菫のような可愛いアリス、――私は沢山の話を貴女から聞きたいわ。遊園地に行ったなら兎の人形を、湖だったら綺麗なサンゴを、森のお菓子屋さんでは林檎のクッキーを、他にも沢山のお土産だって欲しいわ。それに、一人で寝てるのは寂しいの。一日だって多く会いに来て欲しい。」完璧なお願い、として頭に浮かぶのは遠慮なんてものを取っ払った言葉の数々で。頬に残ってしまった口紅を指で拭う様に指先で触れてから茶目っ気の残る笑みを浮かべて)
(/とても楽しいお時間を有難う御座いました…!夜遅くまでお相手して頂きとても楽しく、メアリちゃんの無邪気で一生懸命な様子に女王共々癒されました…!。またお時間が合いましたらいつでもお越しくださいませ!お会いできるのを楽しみにしています…!お疲れさまでした!)
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