赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>ジャック
……メアリがどー見えてうからんて、分かんらいもん。ちっちゃく見る人もおっきく見る人もいるんらもん、その人のためにメアリがころころ変わっちゃったら疲れちゃうれしょお?
(確かに相手の言う通り、自分よりも大人な人間から見れば"お姉さん"などと捉えるのは可笑しな話だろう。どうやらその指摘自体にはやや悔しさを感じつつも納得したようでむっとしつつも少しばかり沈黙してしまい。しかしそれでも全てを認めきれないのは体ばかり大人になって幼い中身を抱えた自分だからこそのギャップが関係しているのか、黙っていれば大人扱いされたとしても少し口を開いてしまえば途端に幼児でもあやすように態度を変えられてしまう、そんな周りの反応への不満の様な呟きを漏らせば握った拳でとんと自分の胸を叩いてから「らから!メアリはメアリの中ではずっと、ずうっとお姉さんらの!おっぱいおっきくなっても、まだ全然言葉分かんらくても、メアリはお姉さんでいるの!」曖昧で自分本位な言葉ではあるものの、見た目や心に左右されない価値観を求める様な主張を強い口調で告げればにいっと得意気に笑みを浮かべて見せて。そうしているうちにたどり着いた赤の城は今まで自分が目にしたこともないほどの荘厳な佇まいで、胸の中から溢れてくる感動に思わず息を飲めば相手の声やその意味深な言葉も耳を素通りしていき、それよりも体を前へ前へと急かす好奇心に突き動かされ歩みをどんどん速めていけばするりと相手の手を離し。しかし扉をくぐる直前、急にばっと相手の方を振り返れば満面の笑みを浮かべた頬におどけるように両手の人差し指を当て「メアリじょおーさまにも、かぁいい満点貰ってくうからねぇ!ジャックもいい子れ待ってうんらよぉ!」先程子供やらオッサンやらの話で劣勢に立たされたことを何気に根に持っていたのだろうか、からかう様に大声で留守番を命じてからくるりと身を翻せば改めて女王の待つ部屋へと入っていき。)
( / 折角のお顔合わせですので、是非女王様ともお話しさせて頂ければと思っております…!とは言えどうしても展開としては動きが鈍くなってしまうかと思いますので、もし主様の立ち回りがやりにくくなってしまうようでしたらお話しした、という体で場面を省略してしまっても構いません。如何致しましょうか?)
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