赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>ジャック
……違うれしょお、逆!メアリお昼寝してたらけらもん、貴方がお客さんれしょ!
(孤児院では見たことのない上品な薔薇の花は好奇心を擽る上等すぎる玩具だったようで、ご機嫌な様子で花弁を弄んでいてば不意に聞き覚えの無い呼び声が耳に届き。ふと振り返ればすぐ目の前には一度見たなら忘れられないであろう個性的で、それでいて見知らぬ姿の彼がおり。暫し薄く唇を開いたまま惚けた様にその様子を見つめた後、ぼんやりとした思考の中で漸く捉えた相手の最後の一言にぱっと体を起こすと何故だかどこか得意げな様子で言葉を紡ぎながら相手を指さし。というのも昼寝の最中だった己からすればどこから来たか、などと問う相手こそ訪れてきた客人なのだろうと判断したようで、ふんふんと鼻を鳴らしながら相手の片腕をがしりと無遠慮に両手で掴めばそのまま徐に立ち上がり「メアリれぇ、此処ではお姉さんらからなんれも知ってるの!今はちょっとらけ迷子らけろ……らいじょーぶ、お客さんろこと案内したげるねぇ!」未だに此処がどこか理解していないが故に年齢だけで言えば孤児院において年長者とも言える立場を自慢すれば、客人をもてなさなければという使命感から張り切った様子で握手宜しくぶんぶんと掴んだままの相手の腕を振り)
( / 此方も聊かペースにムラが出る可能性がございますが、是非主様の負担にならない程度にお相手して頂ければ幸いです!
面倒見の良い素敵な息子様に対し落ち着きのない娘でございますが、どうぞよろしくお願い致します。)
トピック検索 |