赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>サラ
(姿の見えない闇より届いた声は高すぎず、落ち着きの感じられる女性特有の優しさを含んだ声だった。耳馴染みの良い声音は其処に居る彼女が幼子や扱いの難しい思春の少女じゃない事を示しており、一層とこの夜を過ごすのに適任だと思えた。悪あがきのように眼を細めては見たものの、やはりその先は朧が掛かりぼやけるようで先が見えず。「ご名答、見えないのだ。だから近ぅまで来ておくれ。月だけが知る密かな語らいに付きあっておくれ」吊り上げた口角で笑みを蓄えながら、眼は声の届いた方角へ向けて己にとって歩くことのできる電灯の下へ彼女の姿が現れることを待ち)
(/いえいえ!とても洗練された文章です…!勉強をさせて頂きます!、それではお時間の許すまでどうぞ宜しくお願い致します。/此方蹴り可能です!)
トピック検索 |