赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>オリバー
(結局は普段自分が行う髪型しか出来やしない、不慣れな纏め方では意味がないと行ったその髪型を彼女が嫌がらずに受け入れてくれると素直に頭を縦に揺らし。言葉ではなく動きで似あっていると言う事を伝えれば「――これしか上手に出来ないから」と余り垢ぬけているとは言い難いそのヘアスタイルへの言い訳を添えて。コックの上げたメニューを耳にすれば"うん、"と承諾の頷きを。その頷きは余り難しくなさそうな、目分量でもある程度の形が作れそうなメニュ―に対する安心感を持っていて。たくさん並ぶ調味料の入ったガラス瓶を覗けば先ずは色から消去法にてコンソメを選別し。まず最初にふたを開けたのは鼻を刺すスパイスの香りでシナモンだと知りコクリと喉仏を上下させ。次に同様の色味のビンを開けば今度は発見、粒状コンソメに薄っすらと眼を開いて「みつけた、――コンソメはこれ」トンと彼女の前へその瓶を置いて)
トピック検索 |