赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>>悪魔
( 考え込むふりをしながら切羽詰まった様子は微塵も見せない彼を盗み見、自分が思う程大事ではないのか、はたまた彼の人柄故か。ともあれ無条件にアリスで居られる事に胸を撫で下ろしはしたが、要するに他所から来た己が不思議の国で"アリス"として生活するにあたって毎日が品定めの時間となる訳だ。「もし赤の女王に相応しくないと判断されたアリスは、その先どうなるんだ?」悠長に他人事らしく言ってもいられない、この役目を引き受けた以上いつ何時他と比較されお役御免になるか分かったものではないのだから。またこの世界に友人と呼べる者が一人もいなければ、唯一頼れる存在があるとすればこの悪魔だけで、せめて彼だけは自分の中で信頼を寄せられる住人だと確信を持っておきたい一心で、ギィ、と軋む音を立て椅子から立ち上がると数歩歩み寄って控えめに左手を差し出し握手を促す。もしこの手を冷たくはたかれたら、と不安が脳裏を過ぎったものの今更後退りは出来ずまだ微かに迷いの伺える声色でこう告げて )
──俺がアンタを信じても良いなら、まだ俺を見捨てないで、協力して欲しい。ただの偶然だろうが、真っ先に俺を見つけて拾い上げてくれた悪魔に、どうしても頼みたいんだ。
( /早速お返事が遅れてしまい申し訳ありません!当方は今日一日時間に余裕がありますのでゆっくり待たせて頂きます。人数制限について、了解致しました。お答え頂き有難うございます……!/ 蹴り推奨 )
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