赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>蜥蜴のビル
(別に怒られるとまで悲観してはいなかったが、ぺろりと消えていったローストビーフをきょとんと見つめれば、申し訳なさなんて吹き飛ばすその摘み食いが有難くて思わず破顔。そのまま"メリークリスマス!"と朗らかにグラスを合わせ、ぷはっと親父臭くオレンジジュースを飲み干そう。こちらからすれば謙遜でしかない言葉に、本人がそう言うならと不思議な思いで頷きながらも取り敢えず自身の主張だけは述べておこうと「んー、でもオリバーねビルちゃんが雪かきしなかったらそんなのしよーなんて思わなかったよ。だっていまはパーティだもん!だからねそれ考えつくってすごいとおもう!」ふんすと言いたいだけ言えばもう興味は失ったとばかりに鳥もも肉をぱくり。その美味しさにんっと噎せながら驚けば、そのままぱくぱくと口に放り込み。嫌いじゃない、という彼にしては肯定的な物言いにうんうんと首肯しながら「オリバーもクリスマス好き!だってビルちゃんからプレゼントもらえたもん!……あ、オリバーもお返ししなきゃだ。待っててビルちゃん、オリバーすっごい何かをプレゼントするから!」ハッと思い付いたのは贈り物のお返しで。ぎゅっと拳を握ればやる気に満ちた表情で、期待していてと宣言しよう。とはいえ、何を贈ろうかとわくわくしながらその場で考え出した時にはた、と思った疑問を一つ。「ビルちゃんって、お仕事とお肉とお酒いがいでなにが好きなの?」かくんと首を傾げては趣味趣向を問おうかな。)
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