赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>レオナルド
(部屋に入れば乱れた髪に気が付いたメイドの一人が小言を幾つも重ねながら屈んで下さいと髪型を直しに入り、放っておいてくれと述べても遠慮なくされるがままにあっと言う間に直されて。そうこうとしている間に彼が選んでいるジャケットを瞳に写し、瞳の深い青に添って良く似合うと感心の気持ちを。そんな感想を述べるより先に尋ねられたそれに気が付くと「自分が思うフォーマルで良いと思うぜ。人が多く集まる会だから、俺ら住人は畏まったのを選ばれるけど、お前らアリスは自由に選べ」余りにもラフな物であればこのお節介焼きのメイドからストップがかかると思われるが、そうでなければ大丈夫なはずである。「スーツなら間違いねぇと思うぜ、キャーキャー騒がれるだろ」は、と笑えば舌先をベロリと覗かせて綴るのは男前に対するただの僻みか。そこまで言ってから「その持ってる奴、お前の目と揃ってて良いんじゃねぇ」先ほど額をぶつけた際に真直ぐに目に入った彼の深く落ち着きが有り、そして涼しげであり、印象に残る。切れ長で形のいい、そんな瞳を話題に挙げて)
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