赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>マコト
交換したくなったらいつでも呼んでよ、キャンディを持って来てくれれば僕は水上に上がるから(残念がる素振りはそのままに、ネクタイピンを元の場所へ戻すのだが。どの史実にだって記載されるように人魚と言うのは基盤が悪戯好きなのだろう、添えるのは次を期待するべくそんな発言で。自らにとっては水中こそ当然の世界、陸地の方が違和を覚えるのだから右も左もと興味を示す彼の視線の動きにはたと気づくと小さく笑みを零し「これ、__これを付けてれば息が出来るんだ。僕が陸地を歩くときに息が出来るのもこれを付けてるから。」繋いでいない自由な片手を伸ばし、彼の首へ通したネックレスをとんとん、と指差すと顔を寄せ声が確実に届く様に説明を。其の儘深く深く、と彼をどんどん水中の奥へ連れてしまえばようやく見えて来たのが己の住まう家で。水中にて作り上げたそれは赤の城ほど大きく豪華な物では無いが、一人で住まう一軒家と言うには豪華な城を模した作りになっていて「アリス、君は泳ぎを教わらなくったって十分上手だよ。ほら、そこが僕の住む家」と見えてきた家を指差しながら紹介し)
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