xxx 2018-06-03 19:25:29 |
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>10 夏目 央
ええ、勿論あってるわ。あたくしはあなたを誘いに来たのよ、央。
(ノックから程なくして扉に近付いて来る足音を聴き取ると、満足気に口角が上がる。然程警戒するでもなく扉を開けてくれる辺り、彼女もこの館での暮らしに少しずつ馴染んで来た――と言う事なのだろうか。ともあれ、いつもの彼と一緒に居ないのなら遠慮はしないとばかり、首を傾げる彼女へ柔らかに微笑みかけながら頷いて)
いつもヴィペールがあなたを独り占めにするものだから、中々声も掛けられなかったのだけれど…今日は運が良かったみたいね。
(そう言ってくすくすと笑いの零れる口元に右手を添えながら、じっと彼女を見詰める。突然の来客と誘いに対して今の彼女が感じているのは驚きか戸惑いか、それとも他の何かか。いずれにせよ、大人しそうに見えて案外肝が据わっているのが不思議と見て取れた。一歩後ろへ下がって未だ部屋の中にいる彼女へ出てくる様にと促し)
今なら、美味しい焼き菓子もある筈よ。やんちゃ坊主達に食べ尽くされてしまう前に行きましょう?
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