(じぃ、と相手を観察していたが、ふっと力抜き升に目を落とし水面を見つめ)安酒か。そりゃ勿体ねえんだか、贅沢なんだかわかんねー舌をお持ちで。(乾いた笑いをこぼすと、つまみの袋を相手の方へ追いやり)んじゃ、ありがたく残りはオレが貰うぜ。その分、なんて肩並べられる価値もねえ安物だが、つまみはやるよ。