助手 2018-05-23 21:25:11 |
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ジョン、君は本当に…酷いことを言うな。僕に依存しろと言っておきながら君は僕と居てくれないのか?矛盾してる、理にかなってない!僕を妬かせるために女のところに行って傷ついて帰ってくるなんておかしいぞ、ジョン
(ジョンと違ってアルコールを体内に入れていないはずなのにどんどんと心に歯止めがきかなくなる。こちらを翻弄して笑っているのを頭では分かっていても、真正面から言葉を返してしまっていた。自分以外のところへ行くなと言ったのにジョンは女遊びを止めない、散々愚痴っておいて自分のもとにいろと言っているのに、わざと自分から離れていく。ジョンの後頭部にそえる手に力が入ってしまった。独占欲が強いという言葉は否定できない、ジョンを誰の手にも渡したくないのは事実だ。ジョンはずっと221Bに住む自分の助手であればいい、それ以上でも…そうやってジョンに心を支配されそうな瀬戸際で耐えていたのに、不意打ちで二人の唇が重なった。熱くて柔らかくて甘い痺れが伴ったとても軽いキス。だがそのキスでシャーロックの理性を崩壊させるのは十分だった。動揺で瞳が揺れ、そこにジョンの悪戯な笑みが映る。どうしても欲しい、誰にも渡したくない、ずっとそばにいてほしい、それこそ狭い部屋で永遠に二人でもいい…シャーロックは子供だ、人の愛し方も知らない。愛の表現法も知らない。だからただ今ジョンにされたことを繰り返すしかなかった。まずは一度自ら唇を重ねる。そして、何度も何度もそれを繰り返した)
ジョン…ジョンっ……君のせいだジョン……君が…あんなことをするからっ……ジョン………
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