助手 2018-05-23 21:25:11 |
|
通報 |
…君は随分と、独占欲が強いんだね。知らなかったよ。それじゃあ僕はこれからも女性と遊び歩いて、君を妬かせることになるのかな。
(相手の反応とその言葉に可笑しそうに笑いながら緩りと首を傾げてそう言って。彼も酔っているのだろうか、と考えながらも必死に自分に対する素直な気持ちをぶつけてくる相手が無性に愛おしい。これは自分の物だとおもちゃを譲らない少年のようだ。そんなことを考えている時に相手の手が自分の後頭部に回り、ああ、女性達もキスをねだる時にそうしていた、と酔った思考回路はそこへと繋がってしまう。その綺麗な青い瞳に映るのは自分だけで良い、そう思っている自分こそ独占欲が強いという考えには今は行き着かず、そのまま相手の方を向き状態を僅かに起こすようにして相手の唇に触れるだけのキスを落とし。酔っている今だからこそのなんの気無しの自然な行動。彼は体温が低い、今の火照った自分と比べると一層その温度差が顕著で、それさえも楽しいのかくすりと笑みをこぼして悪戯に相手を見つめる。こちらに言わせて見れば危険なのは彼の方、その上自分の事しか考えられなくなるのならそれで良いじゃないか、と冗談めかしたようにウインクを。)
…素敵な愛の言葉だ、シャーロック。この上なく甘美な。言ったろう、僕に依存してくれれば良い。僕の事しか考えられなくなったって良い、今の君の心は100%事件だけど、いずれ事件と僕とが50-50になる。きっとね。
| トピック検索 |