助手 2018-05-23 21:25:11 |
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さすがだなドクター、自分のことをよく分かっている。愛を囁きあうのも誰かに必要以上に優しくするのも、常に君が誰かに求められたいからだ。そしてその次の段階として君が二人きりの時に見せるような無愛想な君の時も同様に求めてほしいと願っている。だが君に寄り付く女達はギャップが激しすぎて無愛想な君は受け入れられないんだ。そんなもの…一時は幸せでも後に必ず傷つく。それならずっと幸せな方がいいだろう?
(アルコールで精神的な壁を無理やり崩し、少しずつジョンの欲求を引き出していく…我ながら卑劣な手段だとは自覚しているが、どうしても今はジョンのことをもっと知りたいと思っていた。そしてそれは徐々に自分ではダメなのかという思考にすり変わっていっているのも薄々気づいていた。シャーロックにとって周囲の人間は劣ったバカなやつばかりで、自分の思考回路など鼻から理解できないと知っていた。だから人から疎まれようと気にしたことなどない。自分のそばには誰も寄り付かないと分かっていた。だがそんな時に現れたジョンという男は自分から離れていくこともなくルームシェアまでして挙げ句には捜査にも同行してくれる。無愛想で小言も多いが、確かに221Bでの暮らしは…シャーロックにとって幸せだった。そんな生活を与えてくれたジョンをもっと知りたいと、もっと側にいて欲しいと願うのは出すぎた想いなのだろうか。澄んだ青色の目をまっすぐジョンへと向けるもすぐに苦笑が漏れてしまう)
…僕も弱くなっしまったな……ジョン、僕なら君の欲求を満たせる。僕は君から離れていかないし、君が例え医者でなくても、もっと違う姿をしていようと、僕を殺そうなんて考えている人間でも…君には側にいてほしい。残念ながら『彼女』にはなれないが…あんなすぐに君から離れていく奴等と僕とは違う存在でいたい
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