助手 2018-05-23 21:25:11 |
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彼がどんな人物だっていい。重要なのはこの…Mr.キャリックがこの脅迫状を僕のところへ持ってきたということだ。クーパー家で起きた呪われた仮面による密室殺人事件…僕らが生まれる前に起きた未解決事件だ。おそらくこの呪いの仮面の使者は30年前と同じ事件を起こそうとしているんだ。あぁジョン!こんなに楽しいのは久しぶりだ!まるでクリスマスだ!
(今更ながら依頼人の名前を聞いていなかったことを思い出すもすぐそんな細かな話は忘れ、興奮ぎみに脅迫状をまた食い入るように見つめる。キャリックが有名サッカー選手であることも全く気にしていないようだ。それどころか硬い表情のジョンとは正反対にシャーロックは少年のようにはしゃいでいる)
さてキャリックさん、あなたを迎えにくる車はどこへ何時にくる?
『ロンドン駅前に13時だ。詳しく言うとチャリティーパーティーは明日開催で、今日の夜これから行くパーティーは講演者だけが集められる小規模な前祝いなんだ。クーパー邸で少し食事会を……』
よしジョン、すぐ支度しよう。大丈夫ちゃんと君が納得する身なりにするよ。キャリックさん!ロンドン駅で13時にお会いしましょう!
(キャリックがことを詳しく説明しようとしているのにシャーロックはもう十分だと言いたげに話を遮ってしまう。1人がけのソファから立ち上がるとすたすたとそのまま自室へと引っ込んでいってしまい、キャリックはただ呆然とシャーロックを見送ったあと、説明を求めるようにジョンのほうを見て)
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