…まあな、でも怪我人や病人でてんやわんやするよりはマシだ。すぐに夕食にするからちょっと待ってろ。 それにしても、本当に好物はひとつもないのか?美味しいと感じるものとか。 (それがただの栄養補給であったとしても自分の作る料理には多少なりとも興味を示す相手に、良い子だ、と笑みを浮かべるとそう答えて。野菜を切りながら後ろのソファに寝転がる相手に背を向けたままそう尋ねて)