助手 2018-05-23 21:25:11 |
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…よそ行きの笑顔を僕に向けるな。それに外で無愛想な顔もダメだ、悪い虫は寄り付かないがその顔は僕のものだろ
(横目で向けられた愛想良い貼り付けた笑顔、それを見るとゾクリと背筋が凍る。ジョンがわざとやっていることは理解しているが、それでもこの顔を見ると勢いよく突き放されたようで一気に喪失感と焦燥が襲う。呪いの仮面の館でシャーロックがジョンから目を反らしたあの時を思い出してしまうのだ。そうなってもやはりシャーロックは駄々をこねるようにジョンに「ダメ」を繰り返すしかない。せっかくジョンの心を手に入れたのに他の人間に取られては困る。向こうをむいてしまったジョンをしばらく眺めてみるも、ジョンは物言わぬ背中を向け続けるだけだ。少しもたたぬ間にその状況に耐えきれなくなったシャーロックは腕を伸ばしてジョンの腰に巻き付け、後ろからピタリと体を密着させる。そして弱々しく言葉を発した)
…せめてこっちを向いてくれ、ジョン
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