助手 2018-05-23 21:25:11 |
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…ジョン……
(名前を呼んだあと、深く深くため息をついた。時刻は夕暮れ、日付はあの呪いの仮面事件から少し経った頃合いだ。ジョンに腕を掴まれながら部屋に帰り、ベッドで目を閉じてからは怒濤の展開だった。仮面の使者からの内線電話、不吉な物音、そして呪いの仮面が散らばった部屋での密室殺人…何もかもが刺激的でシャーロックの退屈を十分に満たすものだった。ジョンのためにと誓った頭はいつもよりも軽やかに回転し呪いの仮面を使ったトリックを見事打ち破った。ジョンへの想いに溺れて頭が働かなくなるのではと危惧していたのが嘘のようだ。犯人の失言を指摘し決定打を撃ち込んだ時の爽快感は記憶に新しい。そんな満足のいく呪いの館ツアーになったわけだったが、シャーロックは221Bに戻りいつもの長ソファに座ってやはり退屈そうに不満気な顔を浮かべていた。面白い事件がなくてつまらないのは当然のことながら、今はジョンが病院に勤務に行っている時間だった。もうそろそろ帰ってくる頃だろうと時折ジョンの名前を呼んでみるが時計を見ても30分と経っておらず、その度にムスリと眉をひそめてソファにうずくまる。あともう少し、あともう少し…未だ帰ってくる様子のないジョンにシャーロックはだんだんと苛つきを募らせていくのだった)
………ジョン!
(/あそこで雑談パートにして本当に正解でした…!では不満げな探偵を置いておきます笑 たっぷり甘い時間を過ごしましょう。では本体はこちりで失礼します。こちらの返信は蹴り可です)
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