主 2018-05-19 00:25:47 ID:6c097ff19 |
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>48 エルティア姉様
青い鳥…ですか?それを見つければ、姉様は…泣きませんか?笑っていて…くれますか…?
(幸福の青い鳥。何処かで聞いたことのあるその名前は、今、自分が、否自分達兄弟が最も求めてやまないものだと思った。人は感情が高ぶり、揺れることで涙すると言う。だから、決して泣くのは悪いことではない。でも、姉様が嬉しい。楽しい。そういう風に泣いている所を見たことがなかった。何時も、相手の事を思って自分が悪いと責任を負ってしまう。今まで見てきたなかで姉が悪い事なんて一度もなかった。何時も正しくて、優しい。悪いのは姉の心を巣食い、劣等と言う感情を産み落とし繁殖させた人間たちだ。自分のせいも有るのかもしれない。さっきみたいに、自分がこんなだから少し歳が離れているって理由だけで責められ自分がやったわけでもないにその罪を被せられる。自分の中で、青い鳥を探すのは一種の罪滅ぼしなのかもしれはい。姉の責任を少しでも軽くしてあげられないだろうか。そんなちょっとの気持ちだ。だから、最初に確認を取った。青い鳥を見つけ出せば姉は何時までも笑ってくれるの?と。それが自分と同じ道に引きずり下ろそうとしているのにはカティ自身も気付いていないようで)
>52 アルフ兄様
……アル兄が…やってくれるんだったら…我慢する…。
(至近距離から、というか真後ろから聞こえてきた声に少し体が震える。兄に対しても怖がり震えてしまうこんな自分が心底嫌いになった。体の震えを抑える様に両腕を手で擦る。少し埃っぽい。でも色々な人の匂いが付いたこの部屋は少し好きだった。匂いを嗅ぐのが気持ち悪がる人も居るだろうが、人に触れられない自分にとっては凄く大切なものだった。匂いがあれば触れなくても、本当にそこに居てくれているのだと分かる。今自分の見ている物は悪い幻何かではないと教えてくれるからだ。ドア越しで話してくれているのであろう兄は自分の髪をとかしてやりたいといってくれている。でも、そんなことをしとしまえば兄に嫌われてしまうかもしれない。人間たちから引き剥がされた今、自分の味方になってくれる人はこの城にいる兄弟だけなのだから。その兄弟を失ってしまえばいよいよ本当に一人になってしまう。そんなのは嫌だ。…でもこんなところでぐだぐたしているわけにもいかない。そして立ち上がり、ドア手をおいて、向かい側にいる兄に上記を述べる)
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