坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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っ....、僕も、僕も愛してるよ。愛してる、ヘンリエッタ..、
( 凄くいけない事をしている。人間界で許される筈のない関係に陥った二人。今は幸せでも、きっとこの二人には後に強大な壁にぶつかる。苦しみ、踠き、抗わなければならない問題に必ずぶつかる。でも、きっと彼女となら、そんな壁も乗り越えられる気がする。いや、乗り越えられる。たかが人種の違いで何もかもが躓けばそれらを背負いながら生きてきた先祖達の無力さが目立つ筈。でも、目立たないのは、それらを乗り越えて来たから。人間に出来てるのだ。同じ人間の僕に出来ないわけがない。離れる唇、火照る彼女と僕の頰。はあ、と溢れる吐息を出す唇から紡がれる言葉に胸は苦しくなる。嫌な苦しみではない。彼女の言葉に笑顔で頷き、返事をすれば首筋に真似をする様に噛み付いてみる。そしてそのまま吸えばそこに痕を残す。首筋から鎖骨、そして服の上から彼女の胸に唇当てては、)
僕のもの、だから....、
( 小さくぽつり、と呟いた。)
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