坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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……はい、今すぐに…っ
坊っちゃま…っ、何か私に出来ることは御座いますか…?
(そっと此方を安心させるように何よりも自身が辛いはずなのに頬へと触れて微笑む姿に瞳を潤ませる。こうして主人を近くに感じているのに何時もなら優しく温かな匂いに包まれる空間はすっかり鉄の…血の匂いに犯されてしまっていて。まるで現実を突き付けるような、自分達の未来は明るく優しい世界ではなく血に濡れた世界なのだと告げられた気すらしてしまう。けれどそんな思考も主人の優しい笑みによってほだされては掛けられた言葉に慌てて応える、そうだ少しでも楽な体勢にしてあげなくては、少しでも主人の苦しみを取り除きたい。そう願っては軽々と自分よりも小柄な儚くも愛しい人を抱き上げてはベットへと迅速に、けれど優しく運んではそっと寝かせる。血に濡れた口元をそっと指先で拭ってはどんなにか細い声であろうとも聞き逃さないようにそっと顔を近付けながら何か自分に出来ることがあればどんなことでも言って欲しいと懇願するように問い掛けて)
(遅れてしまい申し訳ありません。お優しい言葉をありがとうございました。)
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