坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
通報 |
……………………ッ…、ぼ…坊っちゃま…何を
(普段は自分から縮めていた互いの距離感、けれどどうしても埋められないものはある。どんなに容姿が似ていても根本的な種族が違うのだと引こうとした線を主自ら切り捨てては掴まれた手に力が籠められて。珍しく我儘のような無茶苦茶とも言えるような言葉に困惑していてはそっと口付けられて。一瞬固まってしまう、何が起きたのか分からないままに気付いたときには真っ赤な主の顔があり、唇に口付けられたのだと理解すれば主とのスキンシップの時は何時だって余裕を含んでいた表情はその色白を通り越して不健康とも捉えられかねない肌が真っ赤に染まっていく。自分が主に抱いた感情は恋慕を含んだものであった、だが主から向けられたものもそうだとしたら…嬉しい、怖い、そんな相反する感情が浮かんでは消えてを繰り返して。)
トピック検索 |