坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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いいえ、全く嫌ではありませんから
寧ろもっとしてくださっても構いませんよ…?
(言い訳とも言えないつまりは衝動的なもので気付いたときには口付けていたのだと告げる言葉に笑みは少しずつ深いものへと変わっていき、長い時を生き感情さえも人間と比べては希薄な自分を無自覚にこんなにも乱すのだから本当に主は恐ろしい人だと真っ直ぐに見つめて)
…………坊っちゃま、そんな声を出されては血が欲しくなってしまいます。
(自らが抱き締め耳に口付けたことで上がるはしたない声、それに毎晩行われる己の吸血行為の事を思い出してしまえば吸血鬼にとっての吸血には食事だけの意味ではなく、愛情表現であり愛しい人にならば性欲に直結したものですらある。痛みと恐怖を拭うべく普段は夜主が寝入ってからしか出来ないそれは何処か一方的なものとして寂しさを覚えていたのか、それとも単純に上げられた声に煽られてしまったのかそっと耳から首筋へと顔を移動させては戯れのように鋭く伸びた犬歯をまるで鳥が啄むようにその白い肌に何度も触れさせて)
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