坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
通報 |
そっか、うん。ありがとう、今日もとても美味しそうな焼き菓子だね。
( 彼女の気遣いに嬉しそうに頰が緩む。出会った当初は此方が出す物には一切手をつけようとしない程に此方を警戒していたが、こうやって尽くしてくれるのはやはり心を許してくれた証拠だろう。空けた場所に置かれるハーブティーの入ったカップと香ばしい香りを漂わす焼き菓子が乗せられた皿が目の前に広がる。最初にハーブティーを一口飲めば、満足そうにうんうん、と頷く。続いて焼き菓子を食べては、) 美味しい..!ヘンリエッタの作るものは何でも美味しいね!( と大袈裟過ぎると、言われんばかりに褒めて。)
....ヘンリエッタ、あの...はしたないと分かってはいるんだけど、君さえ良ければ、食べさせてくれないかな....?( 焼き菓子を食べる手を止め、急に下を向いて黙り込むともじもじとしながら顔を赤くし、チラチラと彼女の様子を伺いながらそんなお願いをして、)
トピック検索 |