坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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いいえ、坊っちゃまが読書の際とても集中していらっしゃるのは知っていますから
(こうして本の世界に没頭する姿はまるで外の世界への憧れそのもののように思えては何処か痛々しく、けれど互いにこうして隠れ潜まなくては生きてはいけぬ者同士。例え他者からみてそれが歪なものであったとしても今此処にある幸せな日々を驚きこちらを見つめる幼い顔の主の為にもと何度目になるか分からない思いを自らに刻んでは優しい笑みを浮かべて。気にすることなどないと伝えながらそっと首に回していた腕をほどいては、置いたままになってしまっていたワゴンのもとへと戻っていき。トレーにそれぞれハーブティーと焼き菓子を乗せては坊っちゃまが空けてくれたテーブルのスペースへと置いて)
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