坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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あ....そっか。そうなんだね。
( 勿論頭では分かってはいた、彼女がこの街の者ではない事は。何かがあってこの街に流れ着いたのだろうが、それならば何故、訪ねてきた男は彼女がこの街、しかもこの屋敷にいる事を知っていたのか。いくら街の住人に聞いたとしても彼女を分かる人など片手で数えられる位だろう。色々な事が頭を過ぎる。嫌な事ばかりだ。考えても仕方のない事だろうが、締めきれてない蛇口の水滴の様に、不安要素が一つ一つ溜まってしまう。だが、今は真実が分からない故に彼女の話を信じるしかない。不安な表情を一転させ、笑顔に変えれば納得した様に頷いた。首筋に顔を埋める彼女の髪を、割れ物を扱う様に撫でながら。)
ううん、違うんだ。ちょっと心配になってしまってね、キミは僕の大切な人だから。
( 頻度でしたらあまり気にせず大丈夫ですので、ゆっくりお願いします。
対応ありがとうございます。さて、まだ日にちはありますが、今年も終わりますので、新しい年に備えてこちらも新しい展開を考えたいと思っております。もし差し支えなければ、何か意見を頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します。)
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