坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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それは残念です
私は毎日だってお伝えしたいのに
(こうしてずっとずっとこのまま触れていたい。そう止まることなく願ってしまうくらい自分は主人を愛している。本当なら体温を奪わぬように離れなければならないと知りながら、その現実から逃れるようにそっとお互いを毛布で包んでは少しでも温めようとして。そっと繋ぐ手に力が籠ったのを感じてはそっと此方からも存在を告げるように握り返して。)
私を訪ねて、ですか……?
……坊っちゃま、もしも今後このようにまた誰かが私を訪ねてきたとしても絶対にお出になってはいけません。
必ず居留守を使い坊っちゃまはお部屋にて休んでいてください。
(ふと思い出したように告げられる言葉に目を丸めては、自分を訪ねる人などこの世にはいない。だって自分を想ってくれる人などこの世には主人ただ一人なのだから、だからこそもしもこの屋敷に自分が住んでいると知り訪ねてくるものがあるならばそれは自分たちの幸せを壊そうとする害悪としか言えない存在だと思考が働けば主人に心配をかけまいと笑みを浮かべつつもしっかりとした口調でそう告げて)
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