坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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う、ん...分かってるさ。もしかしたら死んじゃうかもしれないんだろう?でも、ヘンリエッタなら上手くやってくれるって信じてるよ。
( 彼女が何が言いたいのか、もちろん分かる。彼女の生きてきた年数に比べれば自身との関わった年数など大したことない数だろうが、彼女を知るには充分な時間があった。その間に色々な事を知った。何が好きで何が嫌いか。何が得意で何が苦手か。何に興味を持ち何に興味を持たないか。そして吸血鬼である事が、自身の生活にどう交わってくるのかも。彼女の衝動を抑えさせずに彼女の思うままにさせてしまってはきっと死んでしまうかもしれない。だが、大丈夫。何故かって?簡単な事だ。僕は彼女を信じているから。彼女はきっと大丈夫。もしも死んだら、吸血鬼にしてもらおう。だが、まだ自分から吸血鬼になりたいという覚悟はない。/ 首筋に触れる鋭い歯は見た目にはそぐわない優しい噛み方をしてくれる。擽ったい。釦を外されては白く華奢な体があらわになる。相変わらず、裸を見られるのは恥ずかしいし、情けない。自慢の出来る体ではないから。胸元へと移動する唇。彼女の綺麗な髪をする、と梳かすように撫でてはふふ、と笑って。)
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