坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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ヘンリエッタとこうやって二人で出掛けるのは久しぶりたね。街はもうクリスマスに向けた準備を進めてるんだろう?綺麗な装飾でも買って、僕らも飾り付けでもしようか。
( 外出用のコートを羽織り、マフラーを首元に巻き、父から譲り受けた革の手袋を嵌める。よし、これで寒さ対策は万全。もう季節は冬。これまでは薄いカーディガンを羽織り出掛けていたが、そんな事をしたら寒さに負けて部屋に引きこもっていただろう。と言うか、こうやって出掛けるのが久しぶりな為に街の様子がどうなっているかが今一番気になっているところ。屋敷を出て、彼女と二人、草原の中にある一本道をゆったりと歩けば隣にいる彼女に話し掛ける。二人での外出が嬉しく、普段では見せないウキウキとした表情が出る。街の中へと入れば、クリスマスへ向けた装飾の準備をしている所がチラホラと見受けられる。そして暫く歩くと、祖父の代からお世話になっている服屋へと入る。軽い挨拶を済ませると、優しそうな面持ちをした年老いた男性にこう伝えた、)
おじいさん、父が昔使っていた眼帯と同じものを僕のサイズで作って欲しいんだ。お願い出来るだろうか?
( と、伝えては男性ははい、とだけ頷き中の方へと消えていく。数十分前後経つと、男性が戻って来た。そして彼から黒の眼帯を受け取れば、それを着ける。代金を支払うと店を出る。一応今回の最大の目的は達成した。さて、次はどうしようか、なんて考えれば彼女に問い掛けた。)
ヘンリエッタ、次はどうしようか?
( 大変お待たせしました。長らくお待たせしてしまいまして、大変申し訳ありません。具合も完全に良くなったので漸く返事をすることが出来ました。宜しければまたお相手お願い出来れば嬉しく思います。)
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