匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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燈(ともり)「パンドレムサンっ…、皆ヲ守ッテクレテ、アリガトウっ…」
(奏音さんとの会話を邪魔したと知らずに大泣きしていると四本の触手と二本の腕に抱き締められ、優しい圧力と温かさにグスグス鼻を鳴らしながら感謝を告げてはパンドレムさんの胸元で泣き止んで)
玲士(れいじ)「…、無い。あんたの方が大変そうだ。」
(大きな深呼吸を聞いて壁側を見ると脱力したように凭れる少女を視界に入れ、此方の動揺にくすりと笑う相手から同意を示されると胸の前で組んでいた腕を解き。自分とそう変わらなさそうな年齢の不思議な少女に怪我は無いと素っ気無く返答してしまいながら相手の方がしんどそうだと気にして)
玲士(れいじ)「ノリ…、なのか。」
(今度は兎弥夜から肩をトントンと叩かれて、どうやらこの世界に馴染むにはノリで越えるらしい。既に適応している弟を眺めてから"そんなものなのか。"といった顔で兎弥夜を見上げ)
燈(ともり)「フフ、玲士。素直ジャナイ…。遠回シジャ、ツタワラナイ。誤解サセルッテ。オ父サン言ッテタ、忘レタ?」
(相変わらずツンとした物言いしか出来ない不器用な兄を見付けてはパンドレムサンの胸元で頬っぺたを付けながら笑って見降ろし。父親が兄に対していつも気にしてる事を伝えてみて)
玲士(れいじ)「…っ、何だってんだ。…わぁーったよ。…気にしてくれてありがとう。」
(見透かすような弟の笑い声に目を向けて一瞬躊躇い、渋々分かったと答えると奏音に顔を向けて。他人の怪我より自分自身(奏音)を労れという意味なのか腰に提げる巾着から何かを出すと突き出した片手を彼女に差し出し。ぽとんと奏音の掌にラムネ玉(飴)を落として。声を掛けてくれた兎弥夜も見上げて「兎耳のあんたも、やる。ノリはまだ掴めてねぇけど。」と、ラムネ玉(飴)の包みの端を持って渡そうとし。暗に此方の緊張を解そうとしてくれた二人へと素直でないなりに感謝を示して)
玲士(れいじ)「燈、帰るぞ。父様と母様が心配してる。」
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