匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>外組、メイ、???
灰谷「(ありがとうございます、メイさん…。少々古典的な気がするものの、効いてくれるといいのですが…。)」
「…!?」
(俯いたまま実行してくれるらしいメイに頷くとその様子を見送り。やがて遠方でかなり自然に流されるのを聞き届けながら、後で伝えるつもりの感謝を内心で呟いていたが…、次の瞬間、想定外に威圧感と衝撃波の凄まじい咆哮が響き渡ってきては両腕で自らを庇い)
>黒服リーダー
「…トラが狩りに成功する確率って、実は結構低いんですよ。確か最後に読んだものが正しければ、最低で100回やって5回成功するくらいですね。」
「最も、ここにトラなんていませんが。ただ…狩りに失敗したためにお腹を空かせて未だ気が立っている獣が、今頃あなた達の気配を察知して”向かっている”頃だというのは確かでしょうね。ああそれと。成功率の話をしましたがそれは人間であるあなた達もきっと同じです。私達に前を塞がれていて、左右と背後には森が。そして武器は銃が見る限りではひとつだけ。どこにいるかも分からない恐ろしい大型獣相手に、あなた達は果たしてどこまでやれるでしょうか。…さて、状況が分かった所でもうひとつ聞きましょう。」
(想定外だがいいチャンスだ。庇っていた腕を下ろし、突如として顔をゆっくりと上げるとうっすらと微笑みかけながら唐突に話を振り出して。本当は動物によって狩りの成功率自体には差があるのだが、唐突に、そしてインパクトのあるブラフをかぶつけるのならば、わざと低い者を抜き出すだけで十分だろう。次いで自分達は動けないが相手も同じ状況になっていて、追い詰められていると用意したブラフを補強すると、片目をうっすらと開いては)
「あなた達に、ひとみさんを拘束しながら逃げ回る余裕はあるでしょうか?」
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