匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>燈、メイ
灰谷「… おはようございます。」
(燈がこちらの側まで近づいてくれて、おずおずと挨拶する様子には、一緒に眠ろうと誘われたこと含めて自分のことを信頼してくれていることが分かって嬉しく思い、自然とこちらからも身を寄り添わせていると同時に、全身に軽く熱がこもって。しかしながら、同時に内心では暑くなっていなかっただろうか、腕はつい力みすぎていなかっただろうか、呼吸を阻害してはいなかっただろうかなどと少し心配になっていた。そうしたところで、側で咲く彼女の笑顔が見えて。)
「…おっと。ふふ、よく眠れましたか?」
「…あの。メイさん…、寝ている間の私の寝相はどうでしたか?特に何もなかったのならいいのですが…。あああと、メイさんもこっちに来ます?」
(”なんでもない”という言葉と自分にもよく向けてくれるようになった笑顔を見るとそれらのどれも杞憂だったことが分かり、心が解されて自然と口角が緩んでいた。そして、抱きつかれることは想定していなかったのか軽い重みとずっと抱きかかえていた温かみに押されて、受け止める時、寝癖がついて時折明後日の方向を向いている長髪がぱさりと揺れ、ほんの少しだけ身体が傾いて。自然と体温が上がっていくのを感じながら、考えるよりも先に腕が小さな体を抱き返していて。片手だけ外して頭を撫でようとも思ったが、何となくそれは躊躇われた。そんなささやかな幸せを享受しながら頭を上げてメイに視線を送ると、囁き声で昨夜の事について問いかけると同時に、こちらに来るかと笑いかけてみて)
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